怖い水道配管の話

2020年10月6日

マンション編

古いマンションでは上下の間のコンクリート(構造体)の上に配管(鋼管や銅管)を転がして、シンダーコンクリートで埋める工法を取っているところが多いのですが、この配管が古くなると腐食したり割れたりして、漏水が起こります。RC建築の耐用年数は60年と言われていますが、立証した建物はまだありません。

上の階から漏水した場合誰がお金を出すかという問題で、上階の住人の保険か、管理組合の保険となります。判定が分かれるところですが、管理組合という意見が多いようです。新しい建物ではステンレスや耐久性の高い樹脂を使っている事(給水給湯共)と、配管スペースを取って安全対策が取られています。いつ頃切り替わったのかは業者や地域性で不明ですが、20年~25年前頃でしょうか?いずれにせよ紛争に巻き込まれないのが一番ですね。

 

一戸建編

管の材質についてはマンションと同じですが、新規で土地を購入する場合や建替の場合、配管経路を調べると隣の土地を通過している場合が時々あります。自分側の道路に本管がなく、反対側の道路に通している場合などです。古くは土地も管も高価で近隣の仲もよく、相談したのでしょうか?しかし代替わりするとそうもいきません。経路を取り直すとなると100万単位の金額が必要ですので、注意が必要です。

また現在は使用する水道の量が多いので太い管に交換する場合もありますね。

 

配管